- Q
いつ受診したらいいですか?
-
A
「この回数だったら受診したほうがいい」という決まった目安はありません。しかし、下記のような症状や兆候がある場合は、便秘になりかけているまたは既に便秘で苦しんでいる可能性があるため、受診を検討してみてもいいかもしれません。
- いつもより排便回数や排便頻度が少ない日が1週間以上続く
- 5日以上排便がない
- 食欲がない日が続く
- 体重が減少している、体重が増えない
- 嘔吐がある
- お腹がパンパンに張っていて、腹痛の訴えがある
- うんちをすることを嫌がる、痛がる
- Q
いつうんちに行かせるべきですか?
-
A
決まった時間帯はありません。便秘のお子さんに対しては、まずはゆっくりと余裕をもってうんちができる生活リズムや排便習慣を作っていくことが大切です。そのため、朝少し早く起こす、遊びの中で休憩時間を設けてトイレに行かせる等の工夫をしてみてもいいでしょう。
- Q
便秘解消に効果的な食べ物は何ですか?
- A
一般的に便秘解消に効果的といわれているものには、
- 食物繊維
- 発酵食品
- オリゴ糖
- オイル類
と言われています。
これらを摂ることができる料理や食べ物には以下のようなものがあります。 - Q
便秘の薬と一緒に飲んではいけない薬はありますか?
- A
お薬の飲み合わせについては、医師や薬剤師に直接ご相談されることをおすすめします。
特に基礎疾患や慢性疾患をお持ちのお子さんで、常用薬がある場合は受診時にご確認ください。 また、牛乳やジュース等でお薬を飲むと、効果が低下するまたは効果が強く出すぎる場合があります。 - Q
どれくらいお水を飲ませたらいいですか?
- A
一般的にこどもに必要な水分量は以下の通りとされています。
ただし、下記の量はあくまで目安のため、お子さんの体調や運動量に合わせて飲む量を調節しましょう。- 乳児期
- 1㎏あたり150ml
- 幼児期
- 1㎏あたり100ml
- 体重8kgの乳児
- 800ml
- 体重15㎏の幼児
- 1250ml
- 体重27㎏の小児
- 1640ml
遊びの休憩時間(トイレに行った後等)、食事の前後等、こまめに水分を摂るようにしましょう。
- Q
幼稚園・保育園、小学校でお薬は飲むべきですか?
- A
日中にお薬を飲む必要がある場合は、必要に応じて先生に相談し、できるだけお薬は飲み続けるようにしましょう。
また、学校で下痢になってしまうと、お子さんが薬をのむことに抵抗感を持つことも考えられるため、お薬の飲み始めの時期には注意しましょう。 - Q
便秘のときのトイレトレーニングはどうしたいいですか?
-
A
無理なトイレトレーニングは、便秘を悪化させることがあります。また、トイレトレーニングを嫌がり、便秘の原因になることもあります。トイレトレーニングにおいても、周りのお子さんと比べず、本人の発達状況に合わせてゆっくり実施して大丈夫です。便秘のお子さんはまず便秘の治療を受け、規則的な排便習慣がついてからトイレトレーニングを始めるようにしましょう。
- Q
便秘の治療にはどれくらいの時間がかかりますか?
-
A
お子さん一人一人で症状の重さや生活習慣は異なるため、治療にかかる時間も大きく変わります。少し改善してきて、お薬をやめたり治療をやめたりした場合、再発するケースも少なくありません。多くの場合は、6か月から長くて2年ほどの治療が必要になります。